昔のブログを読んでたら、恒志が5年生の時に学校の授業で書いた小話が書かれてて、面白かったのでこれを今日(29日)付の日記として更新してお茶を濁すことにします!!!




誤字がすごい!!



🙋




日本の富士山に、一匹の小ザルがおりました。
名前はごんべといい、昔、人間の落としていった大変価値のある、白銀のコインを持っていました。
そのコインは人間が
「それを見つけた者には百万円を授けよう」
というレアなコインだったのです。

当然サルの世界にも金はあり、店もあります。
そしてその店には金色のどんぐりがあり、ごんべはそれが欲しくて店に通っていました。
「ほしいけど値段がなー・・・」
そう。ものすごい値段なのです。その値段はコインと同じ百万円なのです。
そしてごんべは決めました。町へ行くことにしたのです。

町への道は長く、やっとつきました。
「ここが町かー」
ごんべは町がとても広いのにおどろきました。
さて、百万円とひきかえようとしたら・・・
「あれ・・・?ポッケにないぞ・・・」
そう、それはこの町、又は森に落としてしまったのです!

「だれかにひろわれたら大変だ!急いで探さなきゃ!」
今まで来た道をもどりましたが、どこにも落ちていません。
ごんべはもう一度ポッケを見ました。けれどもコインなんて入っていません。
「だれかが拾っちゃったんだ・・・」
ごんべは大つぶの涙をこぼしながら走って家に帰りました。その道にも落ちていませんでした。

「かーちゃんコインしらない?」
とごんべが聞くと
「しらないねぇ。なくしたのかい?」
おかあさんは言いました。ごんべはすぐに
「森のおくの丘に探しに行ってくる!」
と言い、母は
「やめなさい!」
と母は言いましたが、かまわずごんべは行きました。

丘への道はみじかく、すぐに着きました。
ごんべには「やめなさい」の言葉がよくわかりませんでした。
「なんでだめなんだ?」
今この丘にはじゅうをふりまわす者がおり、とても危ないのです。

「ガウウウゥゥワン」
なにかの鳴き声です!
「何の声?いるなら出てこーい」
ごんべは気付いてませんが相手は犬です。それにごんべをちょうはつしています。
犬はついにおこり、ごんべに飛びかかりました。

大きな牙に大きなするどい大爪。
黒光りする大きな爪はごんべの顔めがけておそってきました。
そのとき!!

「ブォォブォォドッドッドッドッドッ」
なにか茶色の新たな動物がやってきました。
大きな体に太い足、大きな牙。しかし犬ではありません。

大きな牙は犬にぶつかり、犬は空のかなたへ飛んで行きました。
ごんべはその動物を見てイノシシと気づきました。
「敵か!?味方か!?」
ごんべは言いました。
「敵だ!」
イノシシは笑いながら言いました。

ごんべは逃げようとしましたが、つかまりました。
イノシシは
「うそうそ。敵なら助けにこないだろ?」
ごんべはうなづきました。

「お前なんでこんなとこにいるんだ?」
イノシシが聞き、今までのことを、教えました。イノシシは
「じゃあ手伝ってやろう。おれの名前はイノきちだ。コインはどんなのだ?」
「白銀の色で、まるくて、表に日本のこっきが書いてある」
イノきちはメモをとり
「背中に乗れ」
ごんべはもうすでに乗っていました。

2人は丘のおくにある、さばくへ行きました。
さばくに入り、三十分ほどすると、いろんな動物が丘の方へにげているではありませんか。
「ズキューン」
じゅうの音です。イノきちはまさかと思い、逃げる動物を見ると血を流しているのもいます。

イノきちはこの時、ごんべに
「ここより先に行くか?」
と聞きました。ごんべは
「行く。今すぐ行く」
と言い、イノきちはしんけんな顔をし、
「ぜったいに、はなれるなよ?」
ごんべはうなずきました。

さばくのおくにはどうくつがあり、ごんべはどうくつに行くと言い、入りました。
おくに行くと、がさと音がしました。
ごんべは気づいてなく、イノきちには聞こえました。
その時、ごんべ目がけて何かが飛んできました。それはじゅうのたまでした。

イノきちはすぐにごんべの前に立ち、たてになったのです。
ごんべはおそろしい顔をし、イノきちを見ていました。
イノきちがたおれ、人間がごんべをねらいました。
イノきちは最後の力をつかい、人間にとっしんしました。
すると人間のポッケから白銀のコインが飛び出したではありませんか!

イノきちは
「早く・・・コインを・・・ひろって・・・」
その後は聞こえませんでした。
ごんべは大つぶの涙を流しコインを持ってにげました。

ごんべはすぐに町に行き、コインをお金にかえました。
村のお店である物を買うためです。でもどんぐりなんて買う気はありません。
墓を買うのです。
そう、イノきちの。

お金をはらおうとしたら、後ろから
「何かうんだ?」
と聞かれました。ふりむくとイノきちがいるではありませんか!!

イノきちの話では、相手の人間が急所を外したらしく、なんとか生きているらしいのです。
ごんべは顔をぐしょぐしょにしながらイノきちにとびつきました。
そして二人は仲良くくらしました。





なんてかわいいのかしら。
こーゆーの見てると、3人ぐらいこども産んだらよかったなぁと思うのでした。